今回はルンバについて紹介する記事を書こうと思います。最近CMなどでみかけるようになって興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

ルンバとは

ルンバ(英: Roomba)は、iRobot社が製造販売するロボット掃除機です。2002年に登場し、その後毎年新型や改良版が発売されてきました。

現在日本で販売されているルンバには日本版と並行輸入版があります。米国で売られているルンバは日本のものとは違います。日本版は正規販売店やその他の専門店、輸入盤は正規でない専門店、オークションなどで販売されています。

日本版ルンバの購入→iRobotStore、家電量販店

海外版ルンバの購入→非正規専門店、オークション

ルンバの種類

ルンバには日本版モデルと海外版モデルがあります。2011年9月現在一般的に入手可能なものを以下に挙げます。

・日本版モデル

ルンバ527537577

ルンバピンクリボンモデルハローキティモデル (←ルンバ537と同等品)

ルンバネット通販モデル (←ルンバ537のセットでバーチャルウォールを1個にしたもの)

・海外版モデル

ルンバ530532560610

ルンバの機能

ルンバには機種ごとに機能の違いがあります。以下の表にまとめました。

ルンバの機能

バーチャルウォール

バーチャルウォールとは、ルンバに仮想の壁を認識させるための装置です。これをルンバの近づかせたくないところに置くと幅2m程度の範囲に壁があると認識し、近づかなくなります。配線の込み入っているところや書類が積み重なっているところなどに置くという使い方をします。でもバーチャルウォール周辺は掃除されないことになるので、狭い部屋での使用は考え物ですね。

お部屋ナビ

この機能があれば部屋を区切って順番に掃除させることができます。もちろんお部屋ナビを使わずにドアを開けておけば部屋が違ってもルンバは掃除をしていきますが、ルンバは1つの部屋として認識して掃除するので、結果として掃除をしきれないところが出てきます。お部屋ナビを置けば部屋ごとに1部屋分の掃除時間をかけるので、しっかり掃除を仕上げてくれます。お部屋ナビが2つあれば3つの部屋を順番に掃除できることになります。また、お部屋ナビはバーチャルウォールとしても使えます。

自動充電

掃除が終わると自動的にホームベースに戻り、充電をする機能です。充電器を差し込む手間が省かれますし、何よりもすごくロボットっぽくてかっこいいです!(笑)しかし、当然ながら充電器がある部屋から離れていたり隔離された部屋の掃除をやらせると戻っては来ません。

スケジュール設定

掃除のスケジュールを曜日、時間で分単位の指定ができます。時間になると自動的に掃除を開始します。自分が出かけている間に掃除を始めさせられるというわけです。まぁ、出かける前にスイッチ入れればいいじゃんって話もありますけど・・・(笑)。まぁロマンです。

MAXモード

日本版のルンバにはまだ無い機能です。オフィスや店舗などの広いスペースを掃除するモードです。

日本版と海外版の違い

上の表を見ていただければ、機能面では日本版537と海外版530が同一577と560がほぼ同一だとわかります。違う点はわずかで、以下のようになります。

537と530の違い

比較1

本体の持ち手が無いのはどうしようもないですが、リモコンとクッションラバーは別売りで買えます。この点さえ気にしなければ530と537の違いは問題にならないと思います。

577と560の違い

比較2

V-Wとはバーチャルウォールのことです。577にあるお部屋ナビ機能が560にはありません。本体の取っ手は560にも付いています。その他の付属品は別売りで買えます。お部屋ナビ機能が要らなければ同等品と考えられます。海外版でお部屋ナビ機能が欲しい人は610を選択すればいいと思います。

海外版には大容量ダストボックスや、MAXモードなど、日本版にない特徴を持つ機種もありますし、ルンバを購入するときには海外版も検討するべきだと思います。

日本版と海外版どちらを買えばいいのか

海外版と日本版との共通点や海外版の利点を挙げてきましたが、どちらを買うか悩むことになります。その要因は価格とサポート、どちらを取るかということにあります。

価格

例えば日本版ルンバ537の定価は¥69,800、これと同等品の海外版ルンバ530の定価は$299.99です。円高の今の基準で考えると日本版は約3倍の価格となっています!この価格の差はちょっと見逃せません。

サポート

日本でアイロボット社のサポートが受けられるのは正規版のルンバだけです。公式サイトの注意書き←をお読みください。

サポートの内容としては[1年無償修理サービス ][ 無料メンテナンスサービス(1回) ][ 保証外無償対応サービス(90日以内) ]などがあります。その他には[ メンテナンス・レギュラーパック ][ メンテナンス・サービスパック ]という有償のメンテナンスパック(それぞれ7000円、10500円)も用意されています。これは上記3つの無料サービスの期限が切れている場合の修理依頼ということになります。この有償サービスでは場合によってはルンバの制御アルゴリズムをアップデートしてもらったり、新品や新型に換えてもらったり、ということもあるらしいです(正式にアナウンスされているわけではないので注意)。

私個人の見解

やっぱりただのお掃除ロボットとしては日本版のルンバは高すぎます!とても手が出ません。その点、機能はほぼ同一で安い海外版のルンバは魅力的です。

サポートについては、非正規の専門店でも独自に修理サービスを行っているところがあります。修理代金も公式のものより安い場合が多いです(修理の内容は違うでしょうけど)。海外版ルンバが壊れた場合が心配ならばそのような店から購入すれば良いと思います。そのような代理店から購入した場合、日本語の説明書(のコピー)もついてくる場合が多いので安心です(かなりグレーな気がしますが・・・)。

というわけで、私は海外版のルンバを購入しました!サポートなど正規版に比べて不利な点もあるでしょうが、今のところ全く問題ありません。

うちのルンバ