前回:中華CNC CNC3020導入記 購入編

組み立て終わったので,動かしてみたいと思います.

まず基板を見てみる

とりあえず,一度見てみないと心配なので,コントロールBOXを開けてみました.

sIMAG0151.jpg

大きなトランスと,電源基板,ステッピングモータ制御基板が入ってました.

sIMAG0152.jpg

モータドライバは東芝 TB6560AHQでした.アルミの放熱板に固定されています.

基板をよく見ると,

[bash gutter=“false”]

LIMIT X Y Z

GND PWM VCC

PROBE

[/bash]

などと書かれているピンがありました.リミットスイッチや,スピンドルの回転数の操作,切削Z軸センサの追加が可能なのかもしれません.

コントロールBOX内で見つけた不具合なんですが,EMERGENCY STOPのスイッチに繋がる配線が抜けていたのでESTOPと書いてあるピンに差し直しました.

それ以外はハンダ付けもきれいですし,問題ないようです.

パラレルポートの増設

コントロールボードはPCのD-sub25pinのパラレルポートに繋がなければなりません.しかし,そんなもの手持ちのPCに付いてないので,PCI Express接続のパラレルポート変換基板を用いました.

変換基板はこれに似たものをヤフオクで買いました.「PCI-Express パラレル」とヤフオクで検索して出品されていればそれですhttp://auctions.search.yahoo.co.jp/search?p=PCIExpress+%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%AC%E3%83%AB&auccat=&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&tab_ex=commerce&slider=0.Ubuntuの入ったPCで使うので,Linux対応と書いてあるのがポイントでした.

OSについて

CNC制御用のPCのOSにはUbuntu10.04を使います.

この理由なんですが,

・手持ちのPCでPCIExpressポートが空いてるのがたまたまUbuntuの入ってるPCだった.

・Windowsで使えるCNC制御ソフトのMach3は32bitOSでないと使えなくて,しかもXP推奨だが,手持ちのWindowsは64bit版のWindows7しかない→Linuxしかない

・せっかく激安CNCなんだからフリーのソフトにこだわりたい.

・Ubuntuで使えるCNC制御ソフトのLinuxCNCがUbuntu10.04じゃないとだめだった.

という感じです.

Ubuntu10.04をインストールしていなければ,ここから日本語Remix版のISOを入手して,インストールしてください.

さて,UbuntuをインストールしたPCの,PCI(Express)スロットに変換ボードを挿したら,端末より

[bash gutter=“false”]

$ lspci -v

[/bash]

と入力してパラレルポートのアドレスを調べます.私の場合は1000と1008の二つ出てきたんですが,どちらが使えるのかやってみないとわかりません.

後で使うのでアドレスをメモしておきます.

LinuxCNCのインストール

LinuxCNCをlinuxcnc.org/からダウンロードします.

HOME>Download>Other Installation Options と進んでいって,

If you prefer to start with the distributed Ubuntu CD, you can install LinuxCNC yourself with these instructions:

と書いてあるところから,「lucid-install」をクリックしてダウンロードします.lucidというのはUbuntu10.04の別名です.

保存フォルダに移動して端末より以下のように入力してインストールします.

[bash gutter=“false”]

$ chmod a+x linuxcnc-install.sh

$ sudo ./linuxcnc-install.sh

[/bash]

最終確認に「はい」と答えるとインストールされ,再起動すれば「アプリケーション」メニューに「CNC」が追加されているはずです.

ブートローダの設定

LinuxCNCをインストールし,再起動すると,リアルタイムカーネルも追加されます.OS起動時にこのRTカーネルを選択しないと,LinuxCNCは動作しません(エラーダイアログが出ます).

起動時のカーネルの設定のため,まず,StartUp-Managerで設定します.StartUp-Managerはシステム>システム管理>Synapticパッケージマネージャーからインストールできます.インストールしたら,システム>システム管理>StartUp-Managerを立ち上げ,カーネル選択の待ち時間と,デフォルトのカーネルを設定します.

次に端末で

[bash gutter=“false”]

$ sudo gedit ../../etc/default/grub

[/bash]

と入力し,ブートローダーの設定ファイルに変更を加えます.変更は

[bash gutter=“false”]

GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=0

GRUB_HIDDEN_TIMEOUT_QUIET=true

[/bash]

と書いてあるところを,

[bash gutter=“false”]

#GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=0

GRUB_HIDDEN_TIMEOUT_QUIET=false

[/bash]

に修正します.

以上の設定を終え,OSを再起動すると,カーネル選択画面が出てくるようになります.kernel 2.6.31-11-rtaiを選択してOSを起動します.

続き:中華CNC CNC3020導入記 設定編2